続:「パソコンはどうも苦手で・・・」を克服する最初の一歩

ブラインドタッチのマスターはテキスト入力の為だけではありません。

例えばファイルを上書き保存するという操作。

マウスで操作すると、

  1. キーボードから手を離して、
  2. マウスをもって、
  3. ポインタを探して、
  4. ポインタをファイルメニューに誘導して
  5. ファイルボタンをクリック、
  6. 表れたメニューから上書き保存ボタンを探してクリック。

という操作をしなければなりません。

 

キーボードであれば<ctrl+S>を押すだけ。

一般的なキーボードであれば、左手の小指で<ctrl>を抑えながら、左手の中指で<S>を押すだけです。

アプリケーションによって押すボタンは異なりますが、少なくとも事務系でよく使われるアプリケーション。エクセル、ワード、パワーポイント、メモ帳、ペイント・・・共通の操作方法です。これを「ショートカット」といいます。

 

ブラインドタッチをマスターするということは、ショートカットをストレスなく活用するための入り口。

代表的なショートカット

  • <ctrl>+<Z>  一つ前の状態に戻す(UNDO)
  • <ctrl>+<X>  カット(切り取り)
  • <ctrl>+<C>  コピー
  • <ctrl>+<V>  ペースト(貼付け)
  • <ctrl>+<A>  全選択
  • <ctrl>+<F>  検索
  • <ctrl>+<W>  (ウィンドウを)閉じる

キーボードでキーの配置を確認すると

keyboard left

全部左手で操作できる範囲の中にあります。
ここにご紹介したショートカットは、ほとんどのアプリケーションで共通です。

マウスを操作するときも、左手はニュートラルポジションに

  • マウスでコピーしたい場所をなぞって選択状態にしたら <ctrl>+<C>
  • マウスで貼り付けたいところにポインタをもっていって <ctrl>+<V>

これでコピー&ペースト作業ができます。

 

パワーポイントでスライドに画像を張り付けた。マウスで右クリックを押しながら、見栄えのいい位置に画像を置いてみたけど・・・やっぱり前に置いた位置がよかったかな?

  • そんなときは左手で<ctrl>+<Z>

ごくスタンダードなホイール付のマウスを利用しているのであれば

  • 左手<ctrl>+右手<ホイール上に回す> 選択しているウィンドウの拡大表示
  • 左手<ctrl>+右手<ホイール下に回す> 選択しているウィンドウの縮小表示

インターネットブラウザに表示された画面を拡大・縮小表示させたい場合だけでなく、エクセルやワードの画面を見やすくしたいときにも有効な操作方法です。

PC操作は両手で操作。常にニュートラルポジションを意識することが苦手意識克服のスタート地点といえるでしょう。